とっぷう対談タイトル写真
鈴木亜紀 VS ふちがみじゅんこ(ふちがみとふなと)
(ふ:ふちがみじゅんこ ス:鈴木亜紀 カ:カメラのヨータこと片岡陽太)
2013年6月7日井の頭公園にて

ふちがみじゅんこ:
自作曲、ひとの曲、両方うたう歌うたい。船戸博史とのふちがみとふなと(歌と小物)、bikkeとのJB(歌とエレピ)、喜多村朋太とのcrazy pokyu(歌とオルガン)、回数は少ないが千野秀一pとのデュオ(歌)など、気がつけば二名での演奏が多い。かなり粘着質な性質なのではないかとうすうす気づきはじめている今日この頃。鈴木亜紀とは、誕生日が同じ日付であることから、たまに合同誕生会ライブ(?)『めでたい女たち』ツアーを行う。



ス:まず衣装を(笑)。衣装を着なくっちゃ(魚河岸シャツを出して着る)。
ふ:おお!
ス:本日のお品(吹き出す)、お品書きです。
ふ:おっ!すごいやん。すごいやん!フルコースやん!
ス:なんかね、だんだんこのごろエスカレートしてきて。
ふ:最初はサンドイッチとかだったん?黒はんぺんサンドとか?
ス:黒はんぺんね、今日のために買い置きして冷凍してあったんだけど、食べちゃったんで。
(皿などセッティング始める)
ふ:(笑) えっ!?お皿も持って来たん?紙皿ちゃうの? ・・・なんとなんと。






カラス:カーカー




ス:セッティングに時間すごくかかるのね、そもそもね(笑)あ、(蚊に)さされたときはコレね(キンカンを出す)
ふ:女将、すごいな。なんか緊張してきた(笑)すごいんやもん。
ス:あ、どうぞお楽に。アタシ病気ですから、一種の(笑)しかも、必ずしも料理がうまいってわけじゃなく・・・。
ふ:虫除け借ります。昨日も(ライブ会場で)蚊がすごくって。これじゃ歌えないって云って(笑)
ス:アタシも、蚊だけはダメですね。すっごく刺されやすくって。ふちがみさんO型ですか?
ふ:そやねん。















ス:じゃあ、始めます。今日は遠路はるばる(笑) じゃまず突き出しに『明石焼せんべ』
ふ:ゲラゲラ。なんであるの?
ス:こないだ神戸でライブしてきたばっかで。
ふ:こんなおもてなしとは(笑) いつもこんなに(料理の準備)するの?
ス:だんだんこうなって来ちゃって。でも2、3年に一回なんで(笑)
  えと、一応この対談の趣旨は、何の分野でもとにかく、『矢面に立ってる人』と『昼間の公園で』やる、ってことで。いつも何もテーマ決めてなくって。
ふ:うん。ごはん食べに来たって思ってるから。 う、(蚊に)やられた。隙あらば来るなあ。
ス:ええと、うち今コリアンダー祭りやってて、今日はやたらとコリアンダーです。
ふ:うふふ。



ス:おばさんの彼氏が金柑を育ててて、焼酎漬けの金柑をくれたらしいんだけど、おばさん飲みきれないからってくれたんですよ。で、焼酎は飲んじゃったんだけど大量の金柑が余ったので、何かに使えないかと、鳥とごぼうと金柑で煮たら・・・なんだかひたすら茶色いものになりました(笑)。そこにコリアンダーをちらす、と。
ふ:全部好きでよく使うものだけど、その、鳥とごぼうと金柑とコリアンダーを組み合わせるってのが・・・。あ、まただ(ふちがみ、蚊に刺される)
ス:あ、アタシよりも刺されやすいですね!O型・・・冥利に尽きてる。
ふ:ふふふ。そうだと思うねん。あ・・・またやられた。



ス:はい、『オリジン弁当』(の割り箸を渡す)。でもふちがみさんも料理上手いよね。も、っていうとアタシ上手いみたいだけど(笑)
ふ:上手くない、上手くない。
ス:だって、前ほら、『パンツ一丁クッキング』(爆笑)
ふ:(笑)
ス:この恰好でこんな美味しいものを作るんだ、この人は、って思ったもん。
ふ:パンツ一丁クッキング(笑・回想中)。でもさ、人のレシピとかで作っても、結局自分の味にならへん?
ス:なるなる。なんでだろうね。



ス:あのう、この対談は毎回風にちなんだタイトルつけてるんですけど、何かつけてもらえますか?
ふ:じゃあ。はじめて吉祥寺でライブしたときに、『僕、突風!』っていうお客さんがいたから(笑)、最近来へんけど。『とっぷう対談』てことで。
ス:今日風ないですけど。
ふ:ないね(笑)


ス:アタシねえ、こないだついに『グルコサミン』ってものを買って飲み始めたんですよ。そんなものを買ってる自分に驚きだけど。
ふ:や、必要だよ。あ、(鳥ゴボウ金柑コリアンダー)おいしいやん!これ、確信があったん?
ス:ないない。こんなの人に食わすって、どういう了見だ、と思いながら作ってた。
ふ:グルコサミンに戻るけどさ。最近、動物園の動物が長寿になりすぎてて、動けない動物が増えてるんだって。で、グルコサミンをやったら動き出したんだって。だから、いいと思うよ(笑)
 これ(鳥ゴボウ金柑コリアンダー)、も一回作ろう思ったら、(酒漬け)二年モノの金柑からやらなあかんね(笑)


ふ:アキちゃん、食べられへんものないの?
ス:砂肝がダメ。食べると寝込んじゃう。
ふ:うそ。大丈夫そうっていうか、似合うのに(笑)
ス:(笑)


ふ:今日、すごいいい天気だね。しかも暑すぎず。
ス:うん、晴れて良かった。これで蚊がいなければ・・・。 すごい、ホントにそっちばっか(蚊が)ですねえ。
ふ:うーん。
ス:なんかかわいそうになっちゃう。移動しますか?
ふ:でももうちょっとしたら減るから。4時ころがピークで。
ス:じゃ今が・・・旬・・・
  (カメラのヨータ氏に向かって)ふちがみさん、次があるからあんまり飲めないんだって。
ふ:と云いながら、おかわりしようとしてます。(ワイン注ぐ)


ス:最初は、公園で待ち合わせして、その公園まで行く途中で、スーパーでお惣菜買って、みたいな感じだったんだけど。
ふ:ああ、対談一回目、とか?すごいね・・・凝り性っていうのとはまた違うんかな?
ス:いや、凝り性。そういうとこある。
ふ:そやね。
ス:これが人サマに迷惑かけてなきゃいいんだけど。でもね、尽くす、とか、そういうのじゃないんだよね。そういうタイプでもない。
ふ:うん。


ふ:(あたりを見回して)すごいね、こういう場所って。東京って木にかこまれた家が多いね。緑が濃いし。けっこう外で遊べる子供、多いんやね。
ス:そう。多い。し、恵まれてる人は・・・恵まれてる。・・・う、痒い!
ふ:やっぱ、アキちゃんも刺される。





ス:じゃあ、一応ライブではあまり普段しないような話を、一品、お願いします。
ふ:一品・・・。なんの話かなあ。あんまりライブ話しないなァ。
ス:そうですねえ。トーク的な感じじゃないですねえ。
ふ:お客さんにも話さないしねえ。え、普段お客さんと喋る?
ス:喋るときは喋る。で、ヘンな自意識なんだけど、アタシ、すごいお人好しだと思われてんだろうなァって思いながら(笑)、喋ってることがある。
ふ:(笑)
ス:人の好い、ってどういうことなのか、考えだすとわかんなくなるけど。でも、そういうとこもあるんだろうなあ、と思ったりする。でそれが自分のすっごくダサイとこだな、って思う。
ふ:へえ。
ス:でもさ、特に関西のお客さんて、ま、ここは書かないけど、突っ込みの仕方が、なんというか・・・。こないだも、ライブに来てくれたお客さんで、えと何だっけな、『あなたの歌は、もっと若者に受ける言葉使いとメロディで書くべきだ、頼むから、3曲でいいからそういうのを作れ』とか。曲数指定で(笑)!!
ふ:(笑)おるおる!!



ス:えー、そういう人います?マジですか?
ふ:もう関西そんなんばっか。そういう、なんていうか、何かわからへんけど、そういうのある。
ス:や、それで、わざわざメールくれるくらいだから、嫌いとか憎いとかじゃあないのかなあと思ったり。

ふ:ちゃうちゃう、めっちゃ好きやねん。
ス:そういうコミットの仕方なんだね。
ふ:そういうのあるよ。もっとロックを、とか。あと、旅の歌なんか、結構本当にあったことを歌にしてるのが多いんだけど『このままお前は市井の似顔絵書きで終わるのか』みたいなね。
ス:えええー!!!市井の(笑)!


ふ:それね、ものっすごいあるから。特に関西。その似顔絵ってのはもうすごい昔の話だけど。そのときはちょっと考えたけど。
ス:一応、云われると考えますよね?気にしてるとかって訳じゃないんだけど。云われれば、なんというか、その人の来し方の中でね、脳内でそういう感じがしたんだろうなあ、って、想像したり。
ふ:そうそう。考える考える。
ス:でも、ともあれ、いきなりそこに食い込んでこれるって、関西の人って凄い。
ふ:それはね。なんか風土っていうか(笑)。アドバイス、ね。アドバイスあるよお(笑)
ス:(笑)

ふ:あとさ、普通の生活の中でもファッションのチェックとかもあるからさ(笑)。そういうのと近い感覚で云ってる、ってのもあると思うけど。そういうの、ほぼ全ての人にあるかな、関西では。
ス:意外と、あんまり深い意味なかったりすることもあるかな。
ふ:うん。だし、もう変えられへん(自分のスタイルを)(笑)
ス:けど考えたら『もっとビートルズ聞いて勉強しろ』みたいなこと云う人は関西にかぎらずどこにでも居たな。まあ、このごろはそれも楽しめるけど。
ふ:そやね。そのことを歌にしてスキッとしたりね(笑)。あと、それも何か感じたからだったり、ライブで緊張したり力入りすぎたり、そういうのがあるからいいのかも、って。
ス:うん。
ふ:ずっと、何か、未だもって成長せず、みたいな(笑)

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