強風対談
鈴木亜紀 vs エミ・エレオノーラ
迷いこみゲスト:中川五郎さん
(対談中にたまたま電話があり、合流していただいた)


エミ・エレオノーラ profile

アート・ダメージスト・ポップ・ロック・バンド、
『デミセミクエーバー』のヴォーカリスト。
他にも多数のバンド、作品に参加・楽曲提供。
ミュージシャン以外でもアーティスティックに活躍している
フィメール・ドラァグ・クイーン、
音楽芸者として東京を中心に海外でも活躍中。
他、
作家、モデル、女優(映画『東京☆ざんすっ』『I.K.U』など)としても大活躍。


中川五郎 profile

大阪出身。
60年代半ば高校生のころアメリカのフォークソングの影響を受けて
自分で唄をつくり、歌い始める。
70年代にはいって音楽の原稿や歌詞対訳の仕事も手がける。
その後、小説の翻訳や執筆も行い、現在はそのいずれの分野でも活躍中。
最近ではハニフクレイシの『ミッドナイトオールデイ』の翻訳がある。


エ:エミ  鈴:鈴木  中:中川

鈴:じゃ。
エ:かんぱーい。
鈴:やっぱ昼間外で飲むっていうのがいいですよね。
エ:おにぎりつくってきたんだよね、きのうののこりだけど。
ちょっと春のカンジにしてみました。
鈴:うれしい!(そこへ、強風、ビニル袋など飛んでいく。二人回収に追われる。)
エ:こないださあ、ああ、ああ(またビニル舞う)
こないださあ、
鈴:アア、また(どんどんビニル舞う)
エ:(笑)こないださあ、ハードコアの子がさあ
(さらにビニル舞う)
鈴:(笑)(ビニル追う)
エ:ハードコアの子がさあ、結婚するっていって河原でバーベキューやったんだけどさあ、何にも食べられないの、風で。あたしがこういうこと(食べ物のふたをあけたり、ゴミをまとめたり)するとなんでか、すごい風がふくんだよねえ、なんか今日もすごい、強風対談!
鈴:(エミさんのつくってくれた弁当箱のふたをあけ)
あ!すごい!
(おにぎりのあいだにゴムボールやボンボンが入っている)
エ:遊べるでしょ。
鈴:(笑)料理好きですか?
エ:うん、結構するよ、アキちゃんもやるでしょ?



鈴:ん~、やるけど差が激しい。いいときと悪い時と。
まずいときはね、もう、どうにもならなくなっちゃって。
そういうときは何をどうやってももう不味くなる一方ですね。で、冷凍しとくんです、で、何ヶ月かして取り出すと、やっぱり不味いんです。
エ:あたしはねえ、今までで一番マズかったのはねえ、
『江戸ゼリー』。
鈴:(爆笑)
エ:友達が来て、すき焼きの残り汁にゼラチン入れたのね。これはきっとすごい『うまみ成分』だよ、とか何とか云って。
マズカッタねえ~。(笑)
鈴:それにしても、なんでそういう格好が自然なんだろう。
エ:こういうのが動きやすいじゃない。(写真参照)
鈴:そういう格好してても(エミさんの)中身のほうが強く出てますよね。
エ:だって本来ジミなのね。
鈴:(笑)
エ:こういう、昼間の公園にいたりとかそういうジミなことが好きなのね。幸せ感じるトコって、すんごい素朴だったりするしね。ハデな友達は多いけど。
おいしいよ、このサバの棒寿司。



鈴:うまい。
エ:うまい。
おとといデミセミのライブだったのね。
すごいあれ激しいから、今やっと落ち着いたってかんじ。

カラス アー、アー、アー。

鈴:即興なんですか、デミセミ?
エ:いやあ、もうなんだかわかんない。(笑)
ソロはほとんど即興だけどね。バンドとソロと両方ないとダメなんだよね。やっとそれでバランスとれる。
鈴:わかるわかる。
ひとりだといいこともたくさんあるけどね。
エ:影響をうけるのがいいんだよね、良いとこも悪いとこも。バンドやってると。
鈴:デミセミは結成して何年くらい?
エ:っとねえ、(しばらく考えている、カラス鳴いている)
・・・忘れた。
鈴:もともとクラッシックやってたんですよね。あたしもそうなんだけど。
エ:あ、そうだよね。
・・あれ、ってどう?クラッシックって。
鈴:うーん、今でも好きではありますけど。聞くのは。
エ:お互い練習とかにはなってるのかもね。
鈴:すごい物理的に、手の筋肉とかそういう意味でもね。
エ:あと譜面とかね。
やっといてソンはないよね、なんでも。
スタジオ仕事なんかするとそう思ったりする。
鈴:え、スタジオ、やるんですか?どういうの?
エ:けっこういろいろ。変態から(笑)仕事が来る。
ビジュアル系とかもね。
CMとかもけっこうやるんだけどね。
フランス語で唄うやつとかね。フランス語で唄ってると思われてるみたいで。(笑)
・・・なんかあの浮浪者の人、ちょっとだんだんこっちに移動してきたよね?
鈴:オレもいいかな、とか云われたりして。
エ:そしたらすごい対談だねえ。


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