かにみそのすごいの
明けましておめでとうございます。
ワタクシ事ながら、去年はなかなかに良い年でありましたが、ひとつ気になること
と云えば、体調の変化です。そういうと決まって誰かに、『なら病院へ行け』と紋切
り型なことをイライラ云われるに決まっていて、行って検査もしたけど何もないから、
返って医者に『どうする?』と尋かれてんだよ!と、半ば逆切れ的に答えていました
けれども。
歌など歌っていますと、やはりいろんな条件の中で歌うわけで、特に空気の悪いと
ころで歌ったりなどすると、私の場合かならず夜は咳き込んで眠れないのです。そし
て、朝になると決まって、喀痰なるものが排出されるわけですが。このごろ、これに
ヘンな匂いがするのです。
いわゆるインターネット掲示板なるものに、何か参考になるものはないかと(なに
しろ医者もわからないと云うし)、答えを求めてみたらば。
いわゆる歯槽のう漏のような、雑菌的な匂いがする、ということはたくさんの人が
云っていて、作家の阿川佐和子さんもその著書でそのクサイ物体を人為的に排出させ
るのがたまの楽しみにすらなっている、のようなことを云っている、ともありました。
それはそれはとても小さいが強烈な匂いなのだそうです。
だけども、どうも私のはそういうのじゃない。溶けたビニルをかにみそに混ぜて練っ
たような、何か化学物質のような、とにかく『かにみそが凄くなったような』匂いが
するのです。しかも阿川さんたちの云ってるのはチリ紙に取ってみると、その匂いが
確認できるそうですが、わたしのはチリ紙に取ったら色も匂いもないのです。もうい
ちど云いますが、『色』も『匂い』も『ない』のです。あくまで私の脳内だけが感じ
取るもののようです。そこで再びインターネットで『かにみそのような』で検索をか
けてみましたが、該当するものが無かったのは云うまでもありません。
あるいは。
もしかしたらこのかにみそは『ワタクシのみそ、つまりワタクシの脳』ではないか?
脳、あるいは、脳のまわりにこびりついていた汚穢(おえ)のようなものが、時日を
経て溶け出しているのじゃないか?その汚穢とはもしかしたら以前飲んでいたのどの
薬ではないか?(だから化学的匂いがするのではないか。)
そう、ワタクシはわざとヤな話をしてるわけじゃなく、自然デトックス(解毒)現
象について、勇気さえ出して、告白しているわけです。人気商売なのに。
そして年が明けて…
1月1日の夜。
初夢とは、元旦に見たものとするか、2日に見たものとするか、暦によって諸説あ
るらしいですが、紛れもなく年が明けて2006年、初めて私が見た夢は、なんと大
量の赤黒い血液が、いわゆる、女性が出産する場所であるところの、私のそこから、
どぼどぼと排出してくる夢でした。そしてその夢の終わりの方で明らかになったのは、
なんとまあ、私は自分で堕胎をした、ということでした。
なんだけど明らかに夢をみながら、ここ何年か人に云いようのなく、どんなお医者
様に訴えても異常はないと云われ続けてもいた、腰回りの絶えまなく張りつめる不快
が、すう、と消えてふと軽くなるのを感じたのです。つまり、大事なポイントは、恐
ろしい夢ではありますが気分はこの上なく爽快であったこと、なのです。
翌日、幼い頃から並々ならぬ縁のあるお宮さんで引いたおみくじは、大吉なのでし
た。
ちなみに『かにみその凄いの』は今またさらに頻出していて、その度心なしか視界
がはっきりするような、思考のかすみが晴れてゆくような、爽快感があるのです。
なんか、全部、ていねい調でまとめてしまった。
では、本年もよろしくお願い申し上げます。私に構わず皆さま、かにみそを召し上
がってくださいませね。

|
<34>
|