column

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<16>冬のはじまり

  • 2003.11.14

先日、ひさしぶりに『ずる休み』をした。最後にしたのは高校生の頃だったように思う。 私は学校が嫌いで、毎日通わなければならないのが本当に苦痛だった。いっそ、わかりやすいグレ方でもしていたら、もう少し教育者達にも可愛がっていただけたかもしれないが、いわゆる『かまいたくなる不良』という風ではなかった。 なんだかわからないが、厭世感をいつもまといつつ、それでいてなんだか笑っちゃうなあ、という気分で生きてい […]

<15>私の食卓

  • 2003.10.05

最近わけあって粗・菜食にしている。 自宅で時間があれば、ちゃんと下ごしらえして食事を作っている。 今日はふきがスーパーでおいしそうだったので、板ずりし、ゆがき、皮を剥き、美しい緑色になったふきを、しっかりとった薄いお出汁で煮てみた。私が板前になったら、月に何日かはけっこう美味しく作れると思う。 ただ、毎日きちんとやり続ける、ってのができないだよね。何も板前業でなくたって、主婦業でも。 それに菜食と […]

<14>美保純のこと

  • 2003.09.14

自分の好きなものについて、この場にあれこれと羅列するのは気が引けるので、いつも少し遠慮している。だけど私にも音楽はもちろん映画や本などに関して、長年の内にできた好みがある。たまには微々たる力でも、価値の提示のようなことを別な所からもしていかないと、果ては私のささやかな表現活動にも影響し、生きてるうちに果たせないことがさらに増えそうだから、これからちょっとは書いて行こう、と思うようになった。 テレビ […]

<13>私的正月

  • 2003.08.15

2003年の祭も終わった。祭から祭までを一年と勘定する私にとって、今は正月である。 世界よ、明けましておめでとう。 正月は(以下、私的正月、と呼んで区別する)寂しさと共にやってくる。よく私の歌を聴いてると飲みたくなると云われるけれど(以前、人に応募されて出たコンテストで、『ヘンなコメントですが酒が飲みたくなりました』と云った審査員がいた。それでグランプリをもらった。その審査員、誰だったか忘れちゃっ […]

<12>真夏の一日

  • 2003.08.10

朝早く起きて江ノ島へ行った。 やきはまぐりとビールをしに、ではなく、水族館で唄いに。 『歌う』という大義名分があると、安心して出かけられる。そうでないときは、ちょっと後ろめたさもあって。そのカンジもまたいいんだけど。 片瀬江ノ島駅を降りると、ヒトが渋滞していた。 朝10時というのに。『がんぐろ』の女子達が、なんだここにいたのか!というほどたくさんいた。肌だらけ。人類は『口説き口説かれる』ことしか考 […]

<11>向島奇譚

  • 2003.07.01

先日、例によってライブの後、終電をのがし、帰宅できなかった。そういう時えてして、たやすく異界空間に入り込みやすく、2、3日その状態をひきずるものだ。 結局知人宅にて仮眠はしたものの、その後あっさり帰宅するのも、別に誰にとがめられるわけでもないのにバツがわるく、知人S氏をとにかく亀戸へ行こう、とお誘いした。S氏はワケも聞かずに(そも、ワケがないのだが)、行こう、と答え、我々はわざわざダイダイ色の列車 […]

<10>膝小僧とおでんの匂い

  • 2003.06.14

子供の頃、よくふっと港や川へ行って、神妙な顔してひざをかかえて座っていた。 ぼうっと座っていると、ふと、自分の膝小僧からなにか、うんと日に干したふとんのような匂いがかすかに立ち昇ってきて、その度、恍惚となったのを覚えている。しかられたりして涙が落ちたりすると、余計に匂った。 学校でも『体育座り』というのを教えられ、朝礼とか退屈な話なんかの時に、膝小僧臭を味わうのは恰好のしのぎになった。 今、200 […]

<09>万年筆三代目

  • 2003.05.15

漢字をよく間違いますが、文字を書くのは結構好きです。その割には情けねえ字を書くじゃねえか、と誰かにつっこまれそうですが。私はめんくいじゃありませんが、人の書く文字には密かに反応します。 うまい文字、読みやすい文字、ミミズ、角張り、グジャグジャ、いろいろあります。 好きなのはどんな字であれ、並び方が一つの個性の世界になってるのがいいです。わざとらしいのはヤですけど。 実はそういうことで勝手にグっと来 […]

<08>つくるヨロコビ

  • 2003.05.10

齋藤亮一さん。3RDアルバム『金色の砂』のジャケット写真を撮っていただいた写真家です。 いつも私のコラムは低次元な話が多いようですが、それは仮の姿です。たまには本性で格調高く行ってみようと思います。 齋藤亮一さんを初めて知ったのは、近所の図書館でした。新刊コーナーに置かれていた写真集を何気なく手に取って以来、ファンになりました。 なにかピリっとした緊張感が漂っていて、でも、固い感じがしない、懐広く […]

<07>複雑な社会

  • 2003.05.01

久しぶりに、電気製品のことを書きます。 以前、しょぼくれ日記では、身の回りの電化製品がことごとく不可解なこわれ方をするので、たびたび愚痴を書かせていただきました。 まあ、その後パソコンにいたっては、ノートパソコンの新品に買い替えたわけです。テレビはなんとか修理から戻ってきて、いまだ電源を入れるとしばらく、キイーン、といってはいますが、だましだまし使えています。 センタッキも近所の中古屋さんで買いま […]

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