suzukiaki

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薫風対談2

  • 2005.03.23

西:アコちゃんはさあ、どうやって詩を書くの? 鈴:アタシ~?(笑)教えて欲しいくらいですよ。 西:いや、発作的になのかさ。 鈴:ああ、そうかも。たまにしかこないからさあ、そんな発作。 西:ゼイタクだなあ、おい。そう云ってるのは。 え、恋の絶頂期かさ、失恋の時 とさ、それから恋の予感(嬉しそうに)のときかさ。 鈴:あ、でも予感の時期は大事ですねえ。想像力もすごいしねえ(笑)。 西:いやいや(笑)。ボ […]

薫風(くんぷう)対談1 vs 西川治(画家、文筆家、料理家)

  • 2005.03.23

鈴木亜紀 vs 西川治 西川さんは鈴木亜紀を『アコちゃん』と呼びます。結構好きな呼ばれ方です。すでにアーティスト西川治さんをご存知の方々はたくさんいらっしゃるとは思いますが、あらためて、私からのご紹介を。   西川治 profile 写真家、文筆家、画家。 料理人としてもテレビ、雑誌、コマーシャルなどのマスメディアで ユニークな視点から各種料理を紹介し続けている。 著書は「PASTA パ […]

<26>私のための映画

  • 2004.11.14

近所の図書館のDVDコーナーに、1959年の新藤兼人監督の『第五福竜丸』があったので迷わず借りた。 第五福竜丸って何?という人もいると思う。1954年にビキニ環礁でアメリカが水爆実験したときに、付近にマグロをとりにいっていた、私の故郷、焼津の船の名である。 その後福竜丸がとってきたマグロはもちろん、乗り組み員の人びとも放射能をあび、23人全員が原爆症になってしまった、そういう歴史的事件の主人公にな […]

<25>風呂の栓

  • 2004.10.18

10月16日の四ッ谷のコンサートでは、たくさんのご来場、みなさま本当にありがとう。 また淡々といつもの調子に戻ります。 風呂の栓について。というか、旅のお伴について。 旅に出る時、必ず持ってゆくもの ●万年筆、替えのインク、その万年筆で書くための硬い表紙のノート。 ●ナンバーロック2つ3つ。 ●荷造り用テープ2メートルくらい(手で破けるもの)。 ●歯ブラシ(山切りカットの日本製)。 爪切りなどの日 […]

<24>焼津荒祭

  • 2004.08.19

今年も、故郷のまつりを見て来た。 思った。 焼津の祭はイチバンだ、と。イチバン、て、この世の祭全部を見たわけじゃない。他にもいい祭はいくつもあろうが。 毎年、ある理由で8月12日と13日のこの祭の全行程を見ることはできなかった。見れて6割程度だったか。 それが今年はじめて、この『歌う荒祭宣伝女』ですらはじめて、8割の行程を、行列やらなにやらにくっついて見て歩いた。炎天。不眠。深酒。そして何キロも歩 […]

<23>水羊羹

  • 2004.07.25

ケチなので、本当に好きなことは人に云いたくない。云ったって云わなくたって、別に誰も何も困らないけど、要は、満足をひとりでたっぷり味わっていたいので。 ひとりで旅をすることが多いのも、そういうケチさのせいだろう。いや、ケチなばっかりでなく、好きなものへのエネルギーは、そのうち体内で歌に変わるまで、手付かずにしておきたい、と、そういう思いもある。ア、それもケチの内か。 ケチだけど、まア今日はちょっと、 […]

<22>父というもの

  • 2004.07.17

2、3日前に実家から電話があり、いつものように、お前はちっとも連絡をよこさない、元気なのかそうでないのか、いったい日々何をしているというのか、と、始まった。 何してるって・・・。 でも思えばHPにライブのスケジュールがのってない日は毎日がお休みだ、と思って下さる人もいるのだから、親にしてみたら、ますます不可解なことだろう。 その前置きが終わると母が、『17日にお父さんが東京へ出張だから、アンタ、会 […]

<21>入梅

  • 2004.06.14

きのう、Tさんに写真を撮ってもらいに、都内某所へ出かけた。 案の定(?)、3台持っていたカメラのうち、ひとつが途中で壊れてしまい、メンテナンスしてる最中、急に冷え込んで来た。 『サブいですね。』 と云うと、Tさんはカメラから目を放さずに 『走ってくれば?』 と云う。 彼が冗談で云ったのはわかっていたけど、ふと見渡すと久しぶりに『草はら』の上に自分が立っている。そうだ、走ろう。こんな思いが自発的に湧 […]

<20>ばらむつ(続・あぶらそこむつ)

  • 2004.01.14

去年コラムに『あぶらそこむつ』のことを書いた。取引禁止に指定されている深海魚のことである。 そのうち手に入るから、そうしたら送る、と云ったきりだった知人から、つい最近クール宅急便が届いた。手紙が添えられていて、『あぶらそこむつはその後手に入ったが、友人がやってきたのでつい送ろうと思っていた分を食ってしまった、遅くなり申し訳ない』、そして、あぶらそこむつととても似ているが、正確には『ばらむつ』という […]

南風(パイカジ)対談 vs Yae (musician)

  • 2003.12.23

鈴木亜紀 vs Yae   yae profile 故 藤本敏夫・加藤登紀子の次女。 17才のとき身体表現に目覚め、95年より音楽劇『コルチャック先生』の歌手役に抜擢される。 99年より本格的歌手として活動開始。 2001年、アルバム『new Aeon』でポニーキャニオンよりデビュー。 コンサート活動、CM、映画やゲーム(ファイナルファンタジー)の主題歌など多分野で活躍。 2003年2n […]

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